洗い流さないトリートメントとして人気のエリップス(ellips)のヘアビタミン。以前はバリ島の定番土産でしたが、いまではダイソーやキャンドゥなど100均でも買えるような身近な存在に。湿気がひどい日本の夏で、しっかりまとまる髪に導いてくれるオイルトリートメントです。
でもその使い方・開け方に困っていませんか?旅行で持ち運び便利なカプセル型のトリートメントのはずなのに、ハサミが必要じゃ意味無いですよね。
ずっと伝えたかった、エリップスのハサミなしの使い方をご紹介します。
結論からお伝えしますと、「サヤエンドウ式」で開きます!それでも開かなかったら「エリップスの開け方その2」をチェック。冬に開かない時の対処法も!
エリップス(ellips)のヘアビタミンの使い方
エリップスのヘアビタミンはインドネシアで人気の洗い流さないオイルトリートメント。ピンク・オレンジ・黒などさまざまな種類があり、オレンジはモロッカン・オイル、人参、ハニーオイル入りでハリ・コシのある髪に導いてくれます。
わたしは数年前、バリ島で購入。
エリップスの使い方はこの通り、裏に記載されています。
1.カプセルをカットして手のひらにオイルを流す
2.シャンプー後、セミドライの髪にオイルをつける
3.洗い流す必要はなく、そのまま乾かす
カプセルをカットするって書いてあるから、ハサミ使うと思いますよね…
1シート6個入りで、1カプセルはこんなかんじ。
ハサミを使わないエリップスの開け方
この形を見ると、どう考えての上のチョンと出ているところを引っ張ると開きそうなのですが、どうにも開きません。これがみんながハサミを使わないと開かないと思っている理由!そして多くのサイトでも、ハサミで切りましょうと書いています。でもエリップスをハサミで切ろうとすると、硬いんですよね。特に寒い季節は、カッチカチです。
エリップスの開け方は、ちょんと上に出てる部分の両脇の隙間からピーっとむくのが正解。サヤエンドウのスジとるようなイメージです。
知っている人は知っていると思うですが、これを自力で発見したとき感動しました…。私もハサミでしか開かないと思ってたので。これを「サヤエンドウ式」と呼ぶことにします!
こんなかんじ。一周ぐるりとむかなくてOKです。
半周ほどむいたら、プシュッとつぶしてオイルをだします。ハサミ必要ありません!個体差がありますが、調子よければ1秒で開きます!
あとはセミドライの髪につけるだけ。乾いた髪でもOKです。わたしはロングヘアなので1個丸々使いますが、ショートヘアの方なら半分ほどで十分。香りもよく、しっかりまとまるので旅行コスメとしてぴったりなアイテムだと思います。ただ毎日使うかと言われると、くせ毛のわたしにはナプラ N. のヘアオイルが効果的なのでこちらを使っています。
エリップスが開かない……冬の硬すぎる時の対処法
エリップスは南国のインドネシア発。寒いことは考えていないようで、日本の冬ではカチコチになることがあります。対処法としては①お湯で温める、②ドライヤーで温めると、柔らかくなります!ただし急な温度変化はオイルが劣化する原因になるので、なるべく温めすぎないこと、そして使う直前に温めることをおすすめします。
エリップス5種類比較。黒、紫、ピンク……違いは?
続いて100均(キャンドゥ)で手に入れた5種類のエリップスを比較してご紹介します。結局どれが一番良いのか、レポート!
1.ピンク「ヘアトリートメント」
ピンクはモロッカンオイルシリーズ「ヘアトリートメント」。モロッカンオイルシリーズはアルガンオイルとして知られる「アルガニアスピノサ核油」配合で、メイン成分はシリコーン。香りはローズ&グリーン、乾燥した髪をしっとり導くオイルです。ホホバ種子油配合。
<成分>
シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、ジメチコノール、香料、酢酸トコフェロール、ホホバ種子油、ポリシリコーン-15、ダイズ油、パンテニルエチル、パルミチン酸レチノール、アルガニアスピノサ核油、パルミチン酸アスコルビル
2.イエロー「スムース&シャイニー」
イエローはモロッカンオイルシリーズの「スムース&シャイニー」。絡みやすい髪の指通りをよくするオイルで、サラサラになりました!アロエベラ葉エキス配合。香りはフレッシュトロピカルフルーツ。
<成分>
シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、ジメチコノール、香料、酢酸トコフェロール、ダイズ油、ポリシリコーン-15、パンテニルエチル、アロエベラ葉エキス、パルミチン酸レチノール、アルガニアスピノサ核油、パルミチン酸アスコルビル
3.パープル「ナチュラルカラー」
パープルはモロッカンオイルシリーズの「ナチュラルカラー」。カラーリングで痛んだ髪にうるおいを与えるアイテムです。ヒマワリ種子油配合。香りはミックスベリー&花。
<成分>
シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、ジメチコノール、香料、酢酸トコフェロール、ヒマワリ種子油、ポリシリコーン-15、ダイズ油、パンテニルエチル、パルミチン酸レチノール、アルガニアスピノサ核油、アモジメチコン、パルミチン酸アスコルビル
4.イエロー(プロケラチン)「スムース&シルキー」
不透明のイエローはプロケラチンシリーズの「スムース&シルキー」。プロケラチンシリーズはモロッカンオイルシリーズより上のシリーズで、定価だとすこしお高め。でも100均では同じ値段の110円です。スムース&シルキーはリッチなテクスチャーでしっとりまとまりました!香りはフレッシュ&トロピカル。
<成分>
シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、ジメチコノール、香料、酢酸トコフェロール、ダイズ油、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パンテニルエチル、アロエベラ葉エキス、パルミチン酸レチノール、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、パルミチン酸アスコルビル、マスチック樹脂、BHT
5.ブラック(プロケラチン)「シルキーブラック」
不透明のブラックはプロケラチンシリーズの「シルキーブラック」。光沢のある黒髪へ導くオイルで、一番粘度が高くまとまります!くせ毛さんならこれが一押し。香りはピーチ&シトラス。
<成分>
シクロペンタシロキサン、シクロテトラシロキサン、ジメチコノール、フェニルトリメチコン、香料、酢酸トコフェロールダイズ油、ククイナッツ油、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、パンテニルエチル、パルミチン酸レチノール、アロエベラ葉エキス、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、パルミチン酸アスコルビル、マスチック樹脂、BHT
結局どれがいいの?
どれも良いのですが、くせ毛わたしのおすすめはプロケラチンシリーズ。まとまり力が高いのと、パッケージが不透明なので光による劣化が少なそうで、保存状態が良いと感じました。100均で買えばお得ですしね!
モロッカンオイルシリーズはプロケラチンシリーズに比べるとサラサラなので、ベタつきが気になるひとにおすすめです。シリーズ内でピンク、イエロー、パープルの差はあまりありませんでした。
ハサミを使わないエリップスの開け方その2
この記事を公開したときにTwitterで発信したのですが、うさ@かえたん亭@usataruruさんから、新しい開け方を教えていただきました!上のちょんとなっている部分を回そうとすると開けられないのですが、上のちょんとなっている部分を固定し、下のオイルが入っているという部分を回す方法です。
特に「プロケラチンシリーズ」は硬く、最初に紹介したサヤエンドウ式では開くものの、ちょっとやりにくさを感じていました。でもうさ@かえたん亭さんの方法なら、力を入れれば開くので、プロケラチンシリーズはこっちらおすすめです!
ぜひ他にも「こんな方法で開いたよ!」という情報があれば、ぜひTwitterやインスタで教えてくれると嬉しいです^^