J・K・ローリングの小説を原作に、2001年に映画『ハリー・ポッターと賢者の石』が公開され、今日に至るまで世界中で大人気の『ハリー・ポッター』シリーズ。2023年に「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」が開業、そして2027年にはアメリカでドラマ化も決定していて、今、改めて注目されています。
私はそのロケ地の「オックスフォード大学」に行きたいという夢があり、ついにその夢をイギリスで叶えてきました!絶対にやりたかったのが、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間のモデル地となった、オックスフォード大学「クライスト・チャーチ」で「朝食を食べること」。どうやったら食べられるのか、どの寮に泊まったらよいのか、など詳しくレポートします。
オックスフォード大学「クライストチャーチ」の学生寮「Liddell Building」に泊まる!
ホグワーツの大広間のモデル地となったのは、オックスフォード大学「クライスト・チャーチ」の「グレート・ホール」。ここで朝食を食べるためには、「クライスト・チャーチ」の学生寮に泊まることが必要です。注意が必要なのは、オックスフォード大学の泊まれる学生寮は複数あること。私はクライスト・チャーチの「Liddell Building」に宿泊し、その夢を叶えました。
そして、オックスフォード大学の学生寮に一般人が泊まれる期間は、学生が休みの期間。私は夏休み中の9月上旬に行きました!全世界の人が泊まりに来るため、予約は早ければ早いほど良く、私は「Liddell Building」に、宿泊日の3ヶ月前には予約しました。
予約サイト「The UniversityRooms.com」から予約したのは、Liddell Building「Single Standard Bed & Breakfast」。1室85ポンドで、2名で行ったので2室予約しました。
・Liddell Building
https://www.chch.ox.ac.uk/visit/bed-and-breakfast/liddell-building
・Liddell Buildingの予約(The UniversityRooms.com)
https://www.universityrooms.com/en-GB/city/oxford/college/liddellbuildingoxford

「Liddell Buildingではグレート・ホールで朝食が食べられない」という口コミも見たのですが、2025年9月は食べられました
ロンドンからオックスフォードへのアクセス

ロンドンからオックスフォードへのアクセスは「電車」もしくは「バス」。今回、私はロンドンのホテルからバス乗り場「Marble Arch」が近かったため、バスの「Oxford Tube」を選択しました。料金は往復22.50ポンド。安いのも魅力です!
ただ、タイミングが悪くバス停「Marble Arch」が工事中で、臨時のバス停が発見できず、1時間ほど右往左往……。結局、「Marble Arch」の前のバス停まで移動してから、乗車しました。Oxford Tubeは1時間に数本出ているので、1本遅れても焦る必要がないこと、Webでチケットを買っても時間指定ではないことも利用しやすいポイントでした。オックスフォードに到着したのは、ロンドンを出発して2時間後くらいでした。
オックスフォード大学・クライストチャーチの寮の一つ「Liddell Building」に宿泊

下車したバス停「St Clement’s」から「Liddell Building」までは、徒歩約6分。Oxford Tubeはオックスフォード中心地に行くほど渋滞するのですが、「St Clement’s」で下車すると渋滞前に降りられるようで、私は渋滞ゼロでした。
・バス停「St Clement’s」からLiddell Buildingのルート
https://maps.app.goo.gl/XQFpn4kbXhg8pBzA7
到着したのはチェックイン時間前の13:30頃で、荷物を置いてオックスフォード観光をしようと思っていました。でも、この日は客室がすでに清掃完了していたようで、すぐにチェックインできました!
オックスフォード大学・クライストチャーチの宿「Liddell Building」の住所
住所:58-60 Iffley Rd, Oxford
地図:https://maps.app.goo.gl/nNXsSzGNppvApscU8

チェックイン後、渡されたのは鍵と「LIDDELL Residential Guest」というカード。このカードは「Liddell Buildingの宿泊者です」という意味で、なんと9:00〜17:00頃の観光時間以外も、クライストチャーチに入場できる最強パスなんです。つまり、宿泊者はクライストチャーチ入場料も「無料」!
オックスフォードは日帰りでも観光可能なのですが、これがあれば、観光客の少ない時間帯も見学可能。宿泊は写真撮影をゆっくり楽しみたい人に、特におすすめです!

丁寧なスタッフさんの案内で、宿泊する客室へ。私はこの1階に宿泊しました。ドアは4名1組共同。その4名でシャワー・トイレ・キッチンを一緒に使います。この日は私たち2名と、学生っぽい若い男性1名の3名が宿泊していました。

客室は想像以上にきれいで、広く、びっくり!シングルベッド、水が出る洗面台、デスクが備わっています。もちろん、部屋ごとに鍵もかかります。

タオルやドライヤーもあります。バスアメニティは何もないと思っていましたが、ボディソープも用意されていました(シャンプーも入っていたと思うんですが、使ってなくて、定かではありません。すみません)。日本からはスリッパ、パジャマ、歯ブラシなどを持っていくのがおすすめです。
ハリー・ポッターの世界で、朝食を食べる!

翌朝、早く起きて楽しみにしていた朝食会場へ。Liddell Buildingからクライストチャーチまではすこし離れていて、赤い「Route1」はわかりやすい大通りを通るルート。青い「Route3」は鍵で門を開けながら進んでいく、玄人ルート。初日は赤い「Route1」で観光をして、翌朝の朝食は青い「Route3」を選択しました。

青い「Route3」は「合ってるかな」と不安になるルートでしたが、オックスフォード大学の構内をお散歩できたのが、特別感がありました!大学、というか公園のような感覚で、リスや鳥も発見。門の鍵を開けて進むので、宿泊者しか通れない道にもワクワクしました。


グレート・ホールに入る前、注目はこの階段。ここは映画『ハリー・ポッターと賢者の石』や『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で、実際に撮影された場所です!「マクゴナガル先生がハリーやロンを引き連れていたのは、ここか……!」と思うと、感無量でした。

ちなみにオックスフォード大学にせっかく宿泊するなら、ホグワーツのローブを持って行くのもおすすめ。世界中のハリー・ポッターファンが、ローブを着て写真撮影を楽しんでいました。次回行く時は、私も絶対持って行きたい!

そしていよいよ、「グレート・ホール」に入場!朝食がはじまる10分前には訪れ、スタンバイしていると、ほとんどゲストもいない状態で撮影ができました。
美しいステンドグラス、高い天井、長いテーブルにずらりと並ぶ椅子ーーまさに、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間のようです……!

こんな素敵な空間で、朝食ができるというだけで嬉しかったのに、その食事がおいしかったのもポイント。伝統的な「イングリッシュブレックファースト」を味わうことができ、ずらりと並ぶ料理からスタッフが食事を取り分けてくれるスタイルです。スタッフに食べたいものを伝え、それをお皿に盛ってくれるイメージ。「ソーセージ2本お願いします」「トマトいりません」「グルテンフリーのパンが欲しいです」など、柔軟に対応してくれました。

私が選んだのはベーコン、ソーセージ、目玉焼き、ベイクドビーンズ(トマト煮込み豆)、マッシュルーム、焼きトマトなど、ほとんどの料理。ティー、コーヒー、ジュースはセルフサービスで自由に飲むことができました。


イギリスは日本から遠いですが、わざわざ訪れる価値のあったオックスフォード大学「クライストチャーチ」。タイミングが合うのであれば、絶対に宿泊することをおすすめします。ちなみに2027年のドラマが始まると、より世界中の人たちが泊まりたがると思うので、2026年に訪れるのが良いと思います。
記事を参考に、ぜひハリー・ポッターの世界で食べる朝食を体験しに行ってみてください。最高の旅になりました!
※訪問日:2025年9月
