宮良殿内-沖縄・石垣島

石垣島旅行で必須とも言える車。でもわたしは免許がないので、徒歩・バスでしか旅ができません。石垣島でひとり旅をしたときに、てくてく歩いて出会った「宮良殿内」は心が落ち着く不思議な空間でした。

石垣島の穴場観光スポット「宮良殿内」とは

宮良殿内の入り口
宮良殿内の入り口

宮良殿内は離島ターミナルから徒歩約10分、ユーグレナモールから徒歩約5分という石垣島の中心地にある観光スポット。アクセスは良いのですが、観光客が少ない穴場です。

宮良殿内の説明
宮良殿内の説明

そもそも宮良殿内とは八重山で超偉い人が住んでいた屋敷で、読み方は「めーらどうぬす」。1819年に松茂氏八代宮良親雲上当演という方が八重山最高の役職の「宮良間切頭職」ついた記念に建造された建物です。宮良殿内は重要文化財建造物、庭園は名勝に指定されています。

石垣島にある赤瓦の屋根のおうちは多くが新しく作ったものなので、200年以上前の伝統的な建物を見られるのは宮良殿内ならでは。

宮良殿内の外観
宮良殿内の外観

宮良殿内へは一般200円、生徒(小・中・高)100円。しかし家の中に入ることができず、見られるのは縁側からの内部とお庭だけなので、人がたくさん来るような人気観光スポットではないのです。海大好き!アクティビティ大好き!わいわいはしゃぎたい!というひとにはおすすめできません。

静かな縁側。ひとり旅で癒される空間

宮良殿内の縁側
のどかな縁側

受付のおじさまと世間話やなぜか岡本太郎の話をしたあとは、お庭と縁側へ。お庭も素晴らしいと称賛できるような美しさはありません。

でも静かで、のどか。まさに島時間が感じられるこの場所がわたしはとっても気に入り、30分以上縁側に座っていました。

宮良殿内のイヌマキ(キャーンギ)
木材はイヌマキ(キャーンギ)

宮良殿内で使われている木材は、八重山でキャーンギと呼ばれるイヌマキ。沖縄最高級品の木材で、以前は百姓には使用されていることが禁じられていたそうです。石垣市立八重山博物館に訪れて学びました。

宮良殿内の小道具
中には何が入っているのか

家の中にはさまざまな古道具も展示されていましたが、とにかく上がってはダメと言われたのでよく見えませんでした。

宮良殿内の外観
見どころはほぼ無いけれど、良い観光スポットです。

わたしが30分ほど滞在しているなかでご夫婦が1組訪れ、その方々は5分もせずに帰られていました。派手な見どころがない場所だと思いますが、200年前の沖縄の歴史を感じたり、のんびりしたりするにはとても良い場所です。何年か後に、また訪れたいと思っています。

石垣市立八重山博物館もセットで

石垣市立八重山博物館にある宮良殿内の模型
石垣市立八重山博物館にある宮良殿内の模型

宮良殿内に行くのであれば、石垣市立八重山博物館もセットで訪れるのがおすすめです。ここは八重山の歴史文化を知れる資料が展示されていて、宮良殿内の模型も見られます。料金は大人200円、中学生以上100円、小学生以下は無料。

石垣市立八重山博物館のイヌマキ(キャーンギ)の説明
イヌマキ(キャーンギ)の説明

営業時間・アクセス

  • 住所:沖縄県石垣市大川178(google mapを開く
  • アクセス;離島ターミナルより徒歩10分
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:火、年末年始

※訪問日:2020年11月